カーラッピングはいつ頃行うのがオススメ?具体的なタイミングを考えよう!
カーラッピングは、自分好みに車のデザインを変更できる方法として注目を集めています。しかし、初めて施工を行う場合、適切なタイミングを判断するのは難しいですよね。今回はカーラッピングを行う際のおすすめタイミングや、施工する際に確認すべきポイント、施工までの大まかな流れについて紹介します!
カーラッピングのおすすめ施工タイミング
カーラッピングとは、車体に専用の特殊フィルムを貼ることによって、ボディ全体のデザインを自分好みに変更したり、一部のパーツや部品のカラーを変えて楽しんだりできるカーアイテムの1種です。塗装するよりも手軽にデザイン・カラーを変更できるだけでなく、施工費用も塗装よりも安く済ませることができます。
■ボディの塗装が古い車には非推奨
カラーラッピングは、車にフィルムを貼り付ける特性上、ボディの塗装が古くなった年季の入った車などに施工するのはあまりおすすめできません。ボディの塗装が古い車にカーラッピングを施すと、貼り付け時には問題ないものの、ラッピングをはがす際に一緒に塗装がはがれてしまう可能性が非常に高いです。そのため、どうしても古い車にカーラッピングを施したいという場合には、剥がす際に塗装がはがれる恐れがあることを考慮したうえで行うようにしましょう。
■新車購入・乗り換えのタイミングでの施工がおすすめ
カーラッピングを行う場合、新車購入や乗り換えのタイミングに施すのがおすすめです。車は乗り続けていると、走行中の飛び石などによってどうしてもボディに傷がついてしまいます。しかし、カーラッピングを施すことによって、これらの傷から車本体を保護することが可能です。
また、ラッピングに使用するフィルムには、紫外線による色あせを予防する効果もあるため、ラッピングを施すことで、車をキレイな状態のまま保存できます。また、新車購入時や乗り換え時にカーラッピングを施しておくことによって、キレイな状態を保ち続けることができるため、売却する際にも高値で買い取ってもらうことが可能です。
カーラッピングを行う際に確認するべきポイント
カーラッピングで失敗しないためにも、いくつか注意しておきたい点があります。ここでは、カーラッピングを施工する際に確認すべきポイントについて紹介します。
■耐用年数を確認する
カーラッピングを施工する際に確認しておきたいポイントの1つは、ラッピングフィルムの耐用年数です。カーラッピングを行う際には、施工するのに気を取られがちですが、製品自体の耐用年数を見落とさないようにしましょう。ラッピングフィルムの耐用年数は、基本的に3~5年程度といわれています。
しかし、これはあくまで基準の寿命であり、メーカーや製品によってそれぞれ耐用年数は異なります。3年が経過したタイミングでラッピングに褪色などの変色が見られる場合や、3年も持たずすぐに色あせてしまったり、はがれてしまったりする製品もあるため、フィルムを選ぶ際には耐用年数が3年以上の製品を選ぶようにしましょう。
■洗車方法
カーラッピングに用いられるフィルムは高い耐久性を誇りますが、力を入れて擦った場合には傷がついてしまうこともあるため、基本的には手洗いで優しく洗車するようにしましょう。回転ブラシなどが付いている洗車機で洗ってしまうと、手洗いと比べて激しくブラシが当たって擦れてしまうため、ラッピングがはがれてしまう可能性があります。また、高圧洗浄機を使用して洗車すると水圧でフィルムにダメージを与えてしまい、はがれてしまう原因につながるため避けるようにしましょう。
■保管方法
カーラッピングを施した車をずっと外に駐車していたり、定期的に洗車などのメンテナンスを行っていなかったりした場合には、ラッピングフィルムの寿命が短くなってしまう可能性があるため気を付けるようにしましょう。ラッピングフィルムの耐用年数は車の保管方法にも密接に関わってきます。カーラッピングが施された車のフィルムを傷めないようにする場合には、ガレージ管理が理想的です。
ガレージで車を管理することによって、紫外線や雨風などフィルムの寿命短縮につながる外的環境にさらされる心配が少ないため、ラッピングの劣化抑制につながります。ガレージ管理が難しいという場合には、ラッピングカーにカバーをかけておくのも1つの手段です。また、車の使用頻度が高く毎日カバーをかけるのが手間になってしまう場合には、こまめな洗車や、ラッピング後にクリア塗装をして対策する方法をおすすめします。
■施工直後はとくに注意
カーラッピングの施工を行った直後は、まだ車両とフィルムの間に付着してある接着剤が完全に馴染みきってない状態です。このときにフィルムにダメージを与えてしまったり、洗車を行ったりしてしまうと、フィルムがすぐにはがれてしまう可能性があるため注意するようにしましょう。そのため、施工から24時間が経過するまで洗車を控えるようにしてください。
カーラッピングを行うまでの流れ
カーラッピングを施工する際には、どのような流れで進めていけばよいのでしょうか。ここでは、自力でカーラッピングを施す際の大まかな流れについて紹介します。
■ラッピングシートの寸法を測る
自力でカーラッピングを行う際には、まず寸法の測定を行います。ラッピングを施すパーツや車のデザインによって、使用するラッピングフィルムの量がそれぞれ異なるため、必要なフィルムのサイズを確認するようしましょう。
■パーツを清掃して表面をキレイにする
ラッピングを施す部分の寸法を確認し、貼り付けるフィルムの用意が済んだら、パーツの洗浄を行っていきます。ラッピングを施す前にそのパーツの洗浄を行い、表面の汚れや油を落としていきましょう。表面にゴミや汚れ、油などが残っていると、フィルムを貼り付けた際に凹凸ができてはがれやすくなってしまう可能性があるため注意が必要です。パーツをしっかりと洗っておくことで、ラッピングフィルムを貼り付けた際にはがれにくくなるため、必ず行うようにしてください。
■パーツにフィルムを貼り付ける
パーツをすべて洗浄して貼り付ける準備ができたら、実際にラッピングフィルムを貼り付ける作業に移っていきます。パーツの大きさごとにフィルムを揃えておいたり、事前にカットしておいたりするとスムーズに貼り付け作業が行えるのでおすすめです。貼り付けを行う際には、中心から外に向かって貼っていくようにしましょう。広範囲にわたって貼り付けを行う際には、2~3人程度で施工を進めていくと失敗を少なくできます。シワができないように少しずつゆっくりと貼っていくのがコツです。
■フィルムを折り返して貼っていく
表面のラッピングがすべて完了したら、最後に裏面の縁部分を伸ばしながら貼っていきます。この時に、ヒートガンやドライヤーなどで熱を加えながら貼っていくと、伸びがよくなるためおすすめです。裏面まで伸ばして貼り付け終わったら、余った部分をカットしていきます。余裕を持ってカットしておくと、施工後にフィルムがはがれにくくなります。
まとめ
この記事では、カーラッピングを行うおすすめのタイミング、施工時のポイント、自力で施工する際の流れについて紹介しました。今回紹介したポイントを押さえておくことで、フィルムを長持ちさせながら、自分好みに車のデザイン・カラーの変更を楽しむことができます。カラーラッピングに興味が湧いたという方は、ぜひ本記事を参考にしながら施工を検討してみてください!