カーラッピングやプロテクションフィルムの施工依頼におすすめの専門店5選をご紹介!【口コミでも評判の業者】

カーラッピング車は車検に通る?道路交通法に違反するのか

公開日:2023/11/01  最終更新日:2023/07/25


カラーラッピングは、気軽に車の色をチェンジすることが可能です。また、自分の好きな色やデザインにすることで個性的な車へと変身します。とはいえ、車検や道路交通法に違反してしまうのでしょうか?ルールを守ったうえで自分の好みの車を作り上げてください。それでは、詳しく解説いたします。

カーラッピングの意味や種類

カラーラッピングとは、車全体や一部を専用のフィルムで車体を包みカラーを変えることをいいます。最近では、純正カラーにない色味やツヤ、デザインが特徴的であるため自分の好みの車に仕上げることができるため、大変人気となっています。カラーラッピングには種類が3つありますのでそれぞれの特徴についてご紹介いたします。

パーツラッピング

車の一部にラッピングすることをパーツラッピングといいます。ボンネットラッピング、ルーフラッピング、ドアミラーラッピング、また、デザインラッピングは映画に出ていた車と同じようにしてほしいなどの要望で制作している方もいるほどです。

ボンネットまわりにラインを入れたり、ツヤを消したブラックのデザインにしたりと、パーツ(一部)をラッピングするとはいえ、かなり個性があふれるボディに仕上げることができます。初心者の方などちょっとだけ気分を変えたい方には気軽にできるパーツラッピングです。

フルラッピング

フルラッピングとは、言葉のとおり車全体にラッピングフィルムを貼ることです。これは、純正にないカラーを出せるため、人と違うオリジナリティにあふれる車に仕上げたい方におすすめです。

例えば、車全体をカーボン調、レザー調などの質感を出すことで、まったく新しい見た目に仕上げることが可能です。ですから、フルラッピングは塗装では出せない質感を楽しめます。業者にお願いするとコストがかかるため、DIYとして自分で作業をされる方もいますが、なかなか難しい作業になるかと思われます。ですので、フルラッピングについて詳しい方と一緒に作業を行うか、思いきって業者にお願いすることがおすすめです。

デザインラッピング

わかりやすいのがレーシングカーやアニメキャラクターのデザインです。このように商品広告や、キャラクターを車全体にラッピングすることをデザインラッピングといいます。デザインラッピングをすることで車全体のイメージや雰囲気が大きく変わります。

例えば、良く目にするのが公共交通機関で利用されているバスです。バスによっては、広告スペースを利用した広告手法があるため、デザインラッピングをすることが多いです。このように営業車両として内容や連絡先を記載したデザインラッピングをすることで、宣伝として利用する方法もあります。デザインラッピングは、種類の目的や印象によってイメージが作り出されるため、個性を思いっきり出したい方にはおすすめのラッピング方法といえるのではないでしょうか。

カーラッピングしても車検は通る?

個性的な車であるため、改造車とみなされるのではないかと心配になる方もいるでしょう。特に派手な車や奇抜な色をした車であればなおさらです。しかし、デザインラッピングのような車が公道を走る場合には、国交省の定めである「道路運送車両の保安基準」を満たしていれば問題はありません。

ですから、この基準に違反する行為をしていなければ車検を通すことは可能です。では、どのような場合が違法改造車と見なされてしまうのでしょうか。道路交通法上にふれないためにも詳しく解説いたします。

道路交通法にあたるケースとは

カーラッピングしても車検に通ることはわかりました。また、デザインラッピングをした奇抜な車であっても公道を走ることは問題ありませんでした。しかし、注意しなければならないことがあります。じつは、車検に通っていても違反する行為にあたる場合があるからです。車の場所によっては、ステッカーなどを貼ってはいけない場所があります。

例えば、フロントガラスに貼ってしまうと違法改造車となり取り締まりの対象です。これは、保安基準基準の観点から、道路運送車両法で定められた技術基準です。ですから、検査標章や点検済ステッカー以外のものは貼ることができないので注意しましょう。

他にも、フロントガラスやサイドにある窓ガラスのフィルムの貼付は違法になってしまいます。透明フィルムなら大丈夫!と思っていても可視光線の透過率が70%に満たないものは違法です。 そのため、カーラッピングを行った場合は、違法改造車と見なされないように注意しなければなりません。

道路運送車両法上について

道路交通法と道路運送車両法について定義が異なることを知っておきましょう。道路交通法については、運転免許制度や交通の取り締まり、また、違反時の罰則の取り決めなどが目的となっています。一方で、道路運送車両法は、車両の所有者を明らかにすることや車両の安全性確保が目的となっています。ですから、改造車といっても、すべてが違法とはならないのです。

例をあげると、法律で認められた部品であれば、カスタマイズしていても、構造変更の申請・登録を行ったものであれば違反になることはないでしょう。道路交通法に当たるケースとして、フロントガラスや運転席などにステッカーを貼ったものは違法となり、車検も通りませんので注意しましょう。

法律違反にはならないのか

カーラッピングは、ルールを守れば法律上問題がないことがわかりました。ですから、基本的には、車検も通すことができました。とはいえ、道路交通法や道路運送車両法の保安基準に違反しているラッピングカーは取り締まりの対象です。

他にも、わいせつ物に該当する画像をラッピングすることは、刑法175条に当たる場合があります。わいせつ物に該当するものとして、ポルノ画像やイラスト、写真などがこれにあたります。法律違反にならないためにも詳しく見ていきましょう。

著作権侵害にならないよう理解しておく

カラーラッピングのなかでも注意しなければならないのが、キャラクターによるデザインです。なぜなら、著作権法にあたってしまうからです。著作権とは、簡単に説明すると“作品を創作した者が有する権利であり、また、作品がどう使われるか決めることができる権利”です。

また、作品がどう使われるか決めることができる権利であるため、キャラクターなどによって発生する報酬が、その著作者に適正に与えられることを目的に定められた法律上の権利です。そのため、カーラッピングのキャラクターを無断使用すると、著作権侵害となる可能性があるのです。万が一、著作権の侵害として認定されれば、刑事罰を受けることもありますので注意しなければなりません。

どうしても好きなキャラクターをラッピングに使用したい場合は、著作権の侵害にあたらないか事前に調査することが大切です。なぜなら、著作権者によってガイドラインが異なるため、内容や線引きもまちまちです。インターネットで、著作権者のサイトを確認することで大きなトラブル発生を防ぐことができます。

自治体のルールを確認しておく

カーラッピングをする際には、著作権にも注意しなければならないことがわかりました。他にも、宣伝するために車にラッピング広告を作成する場合も注意しなければなりません。宣伝や広告を行う場合には、市区町村のルールに従うことです。必ず地域の役場や役所で確認しましょう。

地域によっては、許可がおりても細かい条件やルールがあります。これは、緊急車両である消防車や救急車と見間違えてはいけないことが関係しています。ですから、地域によって許可申請がいる場合やいらない場合もありますので自己判断せずに役所などで確認しておくことが賢明です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。カラーラッピングとは、車のボディにフィルムを貼ることをいいます。ラッピングには「パーツラッピング」「フルラッピング」「デザインラッピング」の3種類があります。カラーラッピングは、法律のうえでは問題なく車検も通すことも可能でした。しかし、注意しなければならない場合もあります。ラッピングの場所によっては、違法改造車とみなされ取り締まりの対象となってしまいます。

他にも、著作権法や自治体のルールに気をつけなければなりません。とはいえ、カーラッピングは純正にはないデザインに仕上がるため、世界に一台の車です。ルールを守って自分好みの車を作り上げてください。

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