スモークフィルムはどういうもの?貼るときに気をつけたいルールとは
これから自分の車にスモークフィルムを貼りたいと考えている人に、今回の記事はおすすめです。スモークフィルムは4種類あるカーフィルムのなかのひとつです。黒やグレーが主に使用されていて、スタイリッシュで上品な印象を与えられます。貼るときと剥がすときは慎重に行う必要があります。今後の参考にしてください。
スモークフィルムとは
4種類あるカーフィルムのなかのひとつです。黒やグレーが主に使用されている色です。プライバシーの保護、盗難防止、紫外線や赤外線のカットなどが期待できます。
カーフィルムのひとつ
ダークトーンのカラーフィルムを指します。主に使用されている色は黒やグレーです。こちらのメリットは、外部の人が車内の様子を確認するのが難しくなっているので、プライバシーの保護や盗難防止に役立ちます。
また、外車のようにワイルドな印象を与えられるので、外観デザインを自分好みにアレンジしましょう。そして、紫外線と赤外線もカットできるので、快適にドライブを楽しめるようになります。健康面や美容面でも効果が期待できるので、導入を検討している人は試してみましょう。
ドレスアップ効果もある
自分で車を改造しない限り、車の外観デザインを大きく変化させることは難しいです。しかし、カーラッピングであれば、簡単に自分好みの車を作れるようになります。カーフィルムはさまざまな色が用意されているので、ドレスアップ効果が期待できるでしょう。
スタイリッシュに演出したい人や上品に見せたい人など、個人ごと理想の姿があるので、それを実現できるようにしましょう。最近では車種ごとに型取りされたカーフィルムが販売されています。色も10種類以上から選択できるようになっているので、自分好みにカスタマイズできます。外車のようにワイルドな印象を与えたい人も挑戦してみましょう。
スモークフィルムを貼っていい場所
カーフィルムはフロントガラスに貼っても問題ありませんが、透過率70%以上を守りましょう。
運転席や助手席は透過率70%以上と決まっている
フロントガラスにカーフィルムを貼ることは問題ではありません。紫外線をカットすると日焼け防止に効果があります。赤外線のなかでも中赤外線をカットすると断熱性が向上します。車内環境を整えるためにカーフィルムを貼っても問題ありませんが、運転席や助手席は透過率が70%以上と決まっています。
この際、カーフィルムの透過率が70%以上であれば問題ないわけではなく、ガラスに貼り付けたときに透過率が70%以上でなくてはいけません。初めての車検で問題が無かった場合でも、カーフィルムの経年変化により透過率が低下することも充分考えられるので、不安な人は業者に確認してもらいましょう。
違反した場合は車検に通らない
透過率が70%未満の状態では車検に通りません。そのため、スモークフィルムではなく無色のフィルムでも油断しないようにしましょう。フロントガラスに傷や汚れが付着したときは、カーフィルムもダメージを受けている可能性があります。透過率の低下が気になる人は業者に相談しましょう。
スモークフィルムを貼る際のルール
ルールは守りましょう。不正改造として指導されたときは速やかに是正するようにします。
運転席や助手席に視界を妨げるものを貼ってはいけない
運転席の様子が外部の人から見えないと、歩行者や対向車のドライバーは不安を感じてしまいます。そのため、運転席や助手席に視界を妨げるものを貼ってはいけないことになっています。
たとえば、信号のない横断歩道を歩行者が渡っているときに、フロントガラスにスモークフィルムを貼った車が走行してくると、運転席の様子が歩行者から見えないので不安に思うでしょう。このような決まりは法律で定められているので、きちんと守るようにします。
不正改造に注意する
このような決まりに違反した場合は、6か月以下の懲役または30万円以下の罰金となります。自分の車をドレスアップしたいという気持ちが焦ってしまい、気が付いたときには不正改造をしていたということにならないようにしましょう。初めてカーラッピングをする人は、詳しく分からないこともあるでしょう。そのような場合は業者に確認してください。
スモークフィルムを貼るときの注意点
数千円程度のお金を用意すると自分で貼れますが、繊細な技術が求められます。技術に自信がない人は業者に依頼しましょう。
自分でも貼ることが可能
カーフィルムは、専門店やインターネットなどのサイトで数千円から購入できるようになっています。また、カーフィルムを貼るために必要な道具は、ハサミ、カッター、ヘラなどですが、ホームセンターなどで購入できるだけではなく、100円程度で買い揃えられるので材料費はそこまでかかりません。
カーフィルムと必要な道具を揃えると、動画などを参考にしながら作業を進めていきます。最近では、車種ごとに型取りされたカーフィルムも販売されているので、自分でガラスの大きさをメジャーなどで計測して型を作る手間を省けるようになっています。
このように、自分でも貼れるようになっていますが、技術に自信がない人は見た目が理想通りにならないことが考えられます。よくある失敗例として、空気が混入する、カーフィルムがよじれる、貼る場所がずれるなどがあります。
これらのミスを何度も繰り返していると、カーフィルムの劣化につながるだけではなく、車のボディに傷を負うことにもなりかねないので、技術に自信がない人は業者に依頼しましょう。数万円程度の出費となりますが、見た目が美しく短期間で仕上げてくれるので安心です。
カーフィルムの貼り方
まずは、カーフィルムをガラスの大きさに合わせてカットします。車種ごとに型取りされたカーフィルムを購入した人は、こちらの作業を簡略化できます。次に、ガラスの曲面に沿うように成型します。
そして、霧吹きでガラスに水を吹きかけてフィルムを慎重に貼ります。さらに、ヘラを使用して外側に向かって水分を取り除きます。最後に、カーフィルムの下に、埃や空気が混入していないことを確認して施工完了です。
カーフィルムを貼るときは、非常に繊細な技術が求められるので、1つの工程を丁寧に行いましょう。
カーフィルムの剥がし方
1つの方法だけではなく、そのときの状態に応じて手段を適切に選択します。カーフィルムを引っ張りながら剥がす方法がありますが、ガラス面に破片が残ってしまうことがあります。その場合は、ヘラやペーパータオルを使用して、綺麗に拭きとるようにしましょう。
また、ヒートガンで温めながら剥がす方法もあります。こちらはカーフィルムの劣化が激しいときに使用される方法です。このように、適切な方法を選択することで、できる限り短時間で作業が終了するだけではなく、車に傷が付きにくくなります。
注意点
カーフィルムを貼った直後から万全の状態ではありません。ガラスに完全に密着するまで1週間程度かかります。そのため、施工後1週間程度は不用意にガラスに触れないようにしましょう。また、可能であればカーポートなどに駐車して、鳥の糞や小石などがガラスに当たらないようにしてください。
まとめ
車の外観デザインをおしゃれにしたいと考えている人は、スモークフィルムを購入してみましょう。さまざまな種類のスモークフィルムが販売されているので、自分の車種に合ったものを業者に相談して決めるのもよいでしょう。
カーフィルムを貼るときと剥がすときは慎重に行ってください。1つずつ丁寧に工程を進めていきましょう。自信がない人は自分で頑張ろうとするのではなく、業者のサポートを受けてください。