スーパーカーにこそカーラッピング!フルラッピングする理由とは?
スーパーカーというと高性能・高価格で特徴のあるデザインのスポーツタイプの自動車のことを指します。代表的なスーパーカーはランボルギーニ・フェラーリなどでしょう。このような車は特徴的なデザインで注目されがちですが、それ以上に派手な塗装が目立ちます。今回はなぜ派手な塗装をしているスーパーカーが多いのかを解説します。
もくじ
スーパーカーにラッピングが必要な理由
結論からお伝えするとスーパーカーはとても高額なため、その飛石などからの保護を目的としてラッピングをしている事と、楽しむため(オリジナリティのある車)です。スーパーカーのオーナーには仲間と一緒にツーリングを楽しむ人もたくさんいますが、その際にスーパーカー同士で一緒にツーリングすると速度に関係なく前方を走るスーパーカーからの飛び石を受けるケースがあるようです。
リセールよりも目立つためのラッピング
サッカー界のスーパースターであるクリスティアーノ・ロナウドは数億円のスーパーカーを複数所持するなど、有名アスリートはスーパーカー好きが多いように思います。彼らは夢を売る商売なので魅せる車を所持することはある種必要なことなのでしょう。
中でもプレミアリーグのアーセナルやリーガエスパニョーラのバルセロナなどで活躍して現在はチェルシーでプレーしているオーバメヤン選手は大のスーパーカー好きで知られていますが、金色のランボルギーニや七色に加工したフェラーリなどを所持してサッカーのプレー以上に世間を賑わせています。
彼らのように好きな車を好きなように乗るオーナーがいる一方で、コレクターといわれるようなスーパーカーを資産と考え所持しているオーナーもいます。実際に20年、30年後にヴィンテージカーとして新車時よりもさらに価値が上がることもあるので、新車当初の状態を長く保つことが必要となるのです。
リセールバリューの高い色とは?
スーパーカーを生産しているメーカーにはお客さんの要望によってカスタムを行える特別な部門・サービスが必ずあります。しかし一方で、奇抜なデザインや個性的なカラーは査定の際に不利になることがあります。ではどのような色だとリセールが高いのかというと、フェラーリであれば定番の赤や白などを選んでおけば査定の際に有利です。
また、フルラッピングをすると車種やカラー・大きさによっては100万円近くすることもあります。しかし気軽に好きな色にチェンジでき、元の塗装(カラー)を保護できるので査定時にも有利になります。このようにリセールを考えた上で個性を主張したいのであれば、ボディの色は無難で定番の色を選び、フルラッピングで好きなカラーにすることをおすすめします。
スーパーカーにおすすめのカーラッピングのフィルム
ここまでスーパーカーにおけるラッピングの重要性を説明しましたが、ラッピングの種類にはフィルムタイプのほかにスプレータイプもあります。ラッピングタイプの中では3M(スリーエムジャパン株式会社)の車専用ラッピングである1080/2080が初心者から上級者まで幅広く人気の商品となります。
3M1080/2080が人気の理由
人気の理由は、主に3つあります。
・どこでも貼りたいところに貼ることができる
車種による複雑な曲面にもフィットしてシワになりにくい柔軟性が特徴です。フェンダーやドアなどの継ぎ目がない場所へも1枚貼りが可能なので、仕上がりがきれいになります。
・位置が合わせやすく失敗のリスクが低い
貼り付けたら剥がすまでしっかり張り付き、剥がした際にも糊が残らないため貼り付け時の位置合わせが楽であり、エア抜き溝が下地の間に巻き込んだエアを抜けやすくしているため、エアの入るリスクが低いのも特徴です。
・4-Star施工者認定システム
3Mスコッチプリント1080を貼るために、認定を受けた施工者がいる認定店があるので仕上がりのよいラッピングが期待できます。
吹き付けタイプのラッピングフェニックスクラッチガード
タイのポルシェセンターバンコクでは、正式フィルムとして採用されていますが、スプレータイプのボディラッピングは複雑なデザインのパーツや隙間にも細かく施工することが可能となるので、全体的につなぎ目のない美しいフィルムといわれています。
特徴として、一般的な車の塗装より4倍の厚さ(約200ミクロン)があるので剥がしやすい点と、各メーカーの標準カラー以外にも自由に色を選択できる点が挙げられます。
スーパーカーにラッピングを行うメリット
車の保護以外として実用的にラッピングを行うメリットは大きく2つあります。
車の色を自分の思い通りにできる
飽きたら別の色に変更するなどカスタマイズが簡単にできるので、通常の塗装では設定されていないような色・柄・質感にもチャレンジ可能です。
リセールバリューを上げることができる
ラッピングは塗装ではないため、剥がせば元の塗装がきれいな状態で残っています。ですからラッピングをすることで、査定でマイナスになるどころか、プラス査定になることが多いのです。車を全塗装した場合には、色によっては修復歴がなくても査定時にマイナスとなることがあるので、特殊な色を選択する場合には買取額が大幅減になることを覚えておきましょう。
カーラッピングを行う上で覚えておきたいポイント
ここからはカーラッピングを検討している方に向けて、カーラッピングで後悔しないために覚えておくべきポイント7選をご紹介します。
カラーチェンジで遊ぶ・楽しむが本来の目的
カラーラッピングとはスーパーカーを所有するオーナー向けの「遊び」の商品として開発されたものなので、傷防止や保護といった目的よりも楽しむことがカーラッピングの醍醐味です。
メーカー純正のカラーや質感を再現することはできない
カーラッピングはあくまでも印刷されたフィルムであるため、どうしてもフィルム感が出てしまいます。リアルカーボンやマットな質感のフィルムでも、本物のように見える!に過ぎません。
塗剥がれや凹みを隠すことができない
ラッピングフィルムは厚みが薄くフィルムは塗装表面にぴったりと定着するのでその剥がれの痕跡や凹みがどうしても目立ちます。
汚れが付きやすい
塗装と比べればラッピングフィルムの耐候性は低いのでこまめなお手入れや洗車が必要となる上、屋根付きの車庫での保管が必要です。
ノリが塗装の状態に悪影響を与える
大手フィルムメーカーの場合でもフィルムの耐久性・耐候性は3年程度となります。とくにフィルムの糊(粘着剤)は劣化して塗装の状態に悪影響を与えますので、表面上はたとえよい状態に見えたとしても3年周期で張り替えが必要となります。
塗装が剥がれるリスクがある
経年車ではフィルムの貼り付け時や剥離時に塗装が剥がれるリスクがあります。ラッピングフィルムはもともと新車向けに開発されたフィルムなので、新車時などの塗装状態がよい時に貼るのがベストといえます。
安価なラッピングフィルムは品質的に粗悪なものが多い
多くのカーラッピング施工店ではメジャーブランドのラッピングフィルムを採用していますが、インターネット上では無名ブランドを含む安価で粗悪なラッピングフィルムが溢れています。すべての安価製品の品質が悪いというわけではありませんが、耐久性や耐候性に問題があったり、糊(粘着剤)の品質が悪いものが多かったりするので、ご自身でラッピングフィルムを貼り付けする際は注意が必要です。
まとめ
スーパーカーを所持できることが許された人はそう多くいないとは思いますが、免許を持っている人であれば誰しも一度は運転をしてみたいのではないでしょうか。カーラッピングの料金もパーツの大きさや形状の複雑さによっては高額になることもありますが、これぐらいの費用を工面できないのであればカーラッピングの真の目的である「楽しむ」ということがそもそもできません。そういった意味では今検討中の方は思いっきり楽しんでカーラッピングができる方に限った方がよいのかもしれません。