ラッピングカーに傷がついてしまった場合の具体的な対処法について解説!
オリジナリティのある色やイラストの車は、とても魅力的です。デザインだけでなく、飛び石などの傷から守ってくれるラッピングカーは今、とても注目されていています。しかし、もしラッピングカーに傷がついてしまった場合には、どうすればよいのでしょうか?そのような場合の対処法について詳しく解説していきます。
ラッピングカーに傷がついてしまった場合の具体的な対処法
車をきれいに保ちたい場合や車のボディデザインを変更するなら、ラッピングフィルムがとてもおすすめです。ラッピングフィルムは軽い素材でありながら、耐久性も高く傷なども付きにくい素材。しかし、ラッピングカーに万が一、傷がついてしまった場合の具体的な対処方法を解説いたします。検討されている方は、ぜひ参考にされるとよいでしょう。
キズがついてしまったら早めの対処
ラッピングフィルムとはいえ、強い力で車のボディに圧力が加われば傷がつくこともあります。たとえば、壁や縁石などに擦ってしまったり、走行している間に小石が飛んできたりすると耐久性が高いとはいえ傷がついてしまうのです。
しかし、ラッピングフィルムは薄くて軽いため、早めに修復することで費用と手間をはぶくことが可能。なぜなら、最初は、ほんの小さな傷だからです。すぐに対処することで、全体的に傷が広がるのを防ぐことができます。小さな傷が広がってしまうと、費用もかかってしまうので、そうならないためには、早めの対処が必要といえるでしょう。
フィルムのみのダメージは貼り直しを検討
では、小さな傷が知らぬ間に広がってしまったらどうすればよいのでしょうか。そのような場合には、放置せずに貼り直しをするのがおすすめです。ラッピングフィルムは、破損したフィルムをきれいにはがせるのも特徴。フィルムは、再剥離性が高くリカバリーが簡単にできるのもメリットといえるでしょう。
また、破れ具合によりますが一部の貼り直しで済む場合があります。そのような場合は、だいぶコストがおさえられます。万が一、フィルムのみのダメージである場合には、張り直しを検討するのがおすすめです。
車のラッピングフィルムが剝がれてしまう原因
では、いったい車のラッピングフィルムが剝がれてしまう原因には、どんなものがあるのでしょうか。これからカーラッピングを検討されている方や施工してもらう方は、原因を知っておくことでトラブルを回避できます。状態のよいカーコンディションにするためにぜひ、参考にしてください。
ポストヒーティングを仕上げにおこなう
カーラッピングが剥がれてしまう原因のひとつはラッピングフィルムが熱で伸びてしまうという点です。この性質を取り除くためには、ポストヒーティングという熱処理をしなければなりません。
ポストヒーティングとは、熱処理を施していない状態である場合には、太陽光やエンジンの熱でフィルムが剥がれてしまうのです。真夏の炎天下では、70度を超えるほど車体が高温になるためとても危険。そのため、夏の暑さはポストヒーティングを施していないカーラッピングの天敵といえるのです。
ワックスの拭き残しは要注意!
仕上がりがきれいな状態でも、ワックスの拭き残しによって剝がれやすくなってしまうことがあります。拭き残しがあることで、車のボディに付着してしまった油分や汚れを残したままフィルムを貼ることになるでしょう。そのような場合、表面のフィルムの粘着力が低下してしまいます。
そうならないようにするためには、車のボディをきれいに洗車し、付着してしまった油分や汚れを取り除くことが大切といえるでしょう。車のコンディションをよくするためには、美しい仕上がりにもなります。とくにワックスの拭き残しには、気をつけてください。
高圧洗浄などで洗車をしない
ラッピングカーを洗車する際には、とくに気を付けなければならないことがあります。
それは、ラッピングの施工後、回転ブラシなどによって擦ってしまうことです。ほかにも、高圧洗浄でラッピングカーを洗車する際も気を付けなければなりません。なぜなら、強い刺激によってフィルムが剝がれてしまうからです。洗車をする場合にはまず、手洗いでやさしく汚れを落としましょう。拭き上げする際は、マイクロファイバークロスなどでフィルムが傷つかないように拭き取ります。
また、ラッピングをしたらすぐに洗車をするのではなく、フィルムがなじむのを待つとよいでしょう。おおよそ2日ほどでなじむので、少しの間はカーラッピングに触れないようにしなければなりません。
ラッピングカーのメンテナンス方法
ラッピングカーは、適切なメンテナンス方法を知っておくことで、ボディを美しく艶やかに保ち続けてくれます。正しいラッピングカーのメンテナンス方法のポイントをおさえておくことで、大切な愛車を末永くベストな状態としてくれるでしょう。メンテナンス方法には、大きく分けて2つの方法がありますので詳しく解説していきます。
保管場所に気を付ける
炎天下の下で、車を放置することはもってのほかといえます。なぜなら、紫外線によってフィルムの色あせや剝がれる原因になってしまうことがあるからです。一番よい場所は、車庫やガレージです。
もし、車庫やガレージで保管することができない場合には、車にカバーをかけることをおすすめします。カバーをつけることによって、外の熱を保護するというメリットがありますが、夏場は、湿度がこもりやすくなるデメリットもあるのでし。保管場所には、特に注意されるとよいでしょう。
正しい洗車のやり方
正しい洗車のやり方を知らなければ、車のラッピングフィルムが剝がれてしまう原因になってしまいます。ラッピングを施してから数日の間は、ラッピングがなじむのを待ちましょう。できるだけ手洗いをすることであっても洗車は控えるようにしてください。
施工後、2日以上あけてから洗車を行うことで美しいボディを保つことができます。また、コーティング材とフィルムの相性がありますので注意しましょう。
・軽くすすぐ
車全体のホコリやゴミをやさしく取り除きます。一般的な洗車にもいえることですが、飛び石などが付着した状態でこすらないようにしましょう。なぜなら、傷、剥がれの原因になってしまうことがあるからです。
・やさしく洗い流す
車両用シャンプーで軽く洗い流します。シャンプーは、強い溶性物質が入っているものや研磨剤成分など含まないものを選ばれるとよいです。
・水滴は残さず乾燥させる
水滴はできるだけ残さないようにします。マイクロファイバークロスなどでやさしく乾いたタオルで拭き取ります。せっかく高い費用を支払ったのに、自分の軽率な行為でラッピングが台なしになってしまってはもったいないでしょう。必ず専門知識をもった施工業者に正しい洗車のやり方を相談されるとよいです。
まとめ
以上のように、カーラッピングのメンテナンス方法を知っておくことで仕上がりがきれいな状態を保つことができます。カーラッピングは、塗装と比べて施工にかかる日数が短く、自由度の高いデザインが可能です。そのため、純正にはないカラーの種類を選ぶことができるのです。そのため、オリジナルのカラーを選ぶことができると、注目されています。万が一、傷が付いてしまった場合には、早めの対処をすることでコストをおさえられるでしょう。日頃から洗車や保管場所に気を付けることで、フィルムが剥がれず長く保つことができますので、興味がある方は、一度検討してみてはいかがでしょうか。