カーラッピングで人気のデザインを解説!事前にシュミレーションはできる?
愛車のボディカラーに飽きた際に、再塗装をするしかなく高額な料金を支払わなければなりませんでした。しかし、カーラッピングでは、ポリ塩化ビニルから作られた特殊なフィルムを使って、自分の好きなデザインを楽しむことができます。今回はデザインの種類などについてご紹介します。カーラッピングをしようと思っている方の参考になれば幸いです。
カーラッピングのデザインの種類
カーラッピングの種類を分けると、「フルトッピング」と「部分マーキング」の2種類があります。それぞれどう違うのでしょうか。解説していきます。
フルラッピングとは?
フルラッピングとは、車のボディ全体にカーラッピングを貼ることです。本来の車体のカラーとは関係なく、自分の好みのデザインを施すことが可能です。車全体に変化をつけることができますが、その反面高額なコストがかかる点がネックになっています。
初めて挑戦する方は失敗するリスクを考えて、部分マーキングをする方法を実践してからをおすすめしています。
また、色を変えるだけではなく、特注で柄デザインなども対応可能です。
フルラッピングをすることで車体の本来のカラーを保護することができるため、車の買い替えの際には高値で査定してもらえることもあるので、積極的に取り入れてみるのはいかがでしょうか。
部分マーキングとは?
部分マーキングとは、リアハッチやボンネット、ドアなど車体の一部分にステッカーを貼ることです。元々の車体のカラーを生かして、ワンポイントの変化で個性的な雰囲気にすることができます。
カーラッピングで人気のデザインは?
カーラッピングをする方の目的で、人気のデザインが異なっています。さて、「企業の広告」と「個人の趣味」のそれぞれ目的が異なる2つは、一体どんなデザインが人気なのでしょうか。
企業の広告の場合は
企業の広告が目的の場合は、会社の名前やロゴ、自社の製品などの写真などを盛り込んだデザインが人気です。普段から走行する際に、営業車や社用車にカーラッピングを施すと、走るだけで様々な場所で会社の名前などを広告として宣伝できます。
時たま街中を散歩している時や高速道路に乗ってる途中でカーラッピングされたトラックや自動車などが走っていると、無意識に見てしまうことがあります。
自然に覚える可能性があるので、人通りの多いところなどで走行するには、高い宣伝効果があると言えます。宣伝効果を期待したい場合は、カーラッピングするのを検討してみるのはいかがでしょうか。
個人の趣味の場合は
個人の趣味が目的の場合は、マンガやアニメ、ゲーム、サブカル系、歌手などのいわゆる「推し」のキャラクターのデザインが特に人気です。
今までの塗装だけでは、時間がかかり、細かい部分の作業では表現が難しかった点や職人の力量によって差があるのが難しい点でした。しかし、カーラッピングなら、短時間で施工が終了し、フィルムにデザインを印刷するので、複雑なデザインも問題なく表現できます。
自分の好きなキャラクターと一緒にドライブできるのは最高だと思いませんか?一時期、アニメなどのキャラクターをカーラッピングした車は痛車(いたしゃ)や萌車(もえしゃ)と呼ばれて、ニュースなどでよく取り上げられていました。
現在でも全国各地で、痛車や萌車のイベントが開催されているようです。同じ趣味の方が集まるイベントに参加してみてもよいかもしれませんね。
また、マットなカーボン模様や艶のあるウォーターカーボンなどのカーボンシートや、定番のマットブラックやマットグレーなどシンプルなカラーも人気です。自分好みのデザインをプリントすることが、カーラッピングの最大の魅力ではないでしょうか。
デザインは事前にシュミレーションできる?
事前に、カーラッピングのデザインをシュミレーションはできるのでしょうか?
施工前に打ち合わせから、シュミレーションする
すぐに車を持ち込めば、カーラッピングをしてくれるわけではありません。一般的には、打ち合わせ、シュミレーション、見積もり、依頼、施工、納車という一連の流れを通っていきます。
まず施工前の打ち合わせの段階で、どんな仕上がりを想像しているのか担当者さんと打ち合わせすることができます。お客さんの意見を取り入れながら、コンピュータでシュミレーションしてくれる業者もあるため、積極的に画像を見せ、「こういう風に作成してほしい。」などと意見を伝えることが大事です。
そうすると、担当者さんはもっとイメージをしやすくなるでしょう。現在では、コンピュータでプリントアウトしたものをフィルム加工して貼り付けるのが主流なので、試行錯誤しながらそれぞれに合ったデザインを提案してくれます。
そして、デザインの微調整や意見をすり合わせながらシュミレーションを行なっていきましょう。
見積もりを作成、そして比較
カーラッピングはオーダーメイド式のサービスのため、一律の料金設定ではありません。複数のカーラッピングの業者にどんなカラーにするのか、デザインなどの個別の見積もりの作成をしてもらい、内容を比較し、条件がよいところの業者を決めます。
作業するうちに発生する追加料金はないか、あいまいな費用や納得できない部分は、後々トラブルにならないように業者の担当者さんに尋ねて確認しましょうね。
施工過程に移る
業者が決まったら正式に依頼し、カーラッピングの施工の過程に移ります。フルラッピングは、部分ラッピングより施工する時間がかかるので数日間車を預けることになる場合もあるため、その間の移動の足を考えておくことをおすすめします。
念のため、業者から代車を出してもらうことは可能なのか確認しておくとよいでしょう。部分マーキングであれば、当日の混み具合により即日に完成するというケースもあります。
施工をしている間、近場のお店などでご飯を食べたり、ウィンドウショッピングなどをしたりして時間つぶしをしてみてはいかがでしょうか。
支払い方法・納車方法など
カーラッピングの業者は、ほとんどの業者が前払い制を導入しているので、依頼することになればその場で支払うことになるでしょう。フルラッピングの場合、高額な金額になることが多く、一括で支払うのが難しいこともあるかと思います。
事前の打ち合わせの時点で、「一部だけ前金払い」なのか「一括払い」なのか支払い方法について質問や確認をしておくと安心です。
その後カーラッピングが終了次第、納車になります。納車後に仕上がり具合をしっかりと確認するのですが、もし仕上がり具合に問題がある場合は、やり直しといったことも考えられます。
仕上がりに満足できるまで、担当者さんに要望を伝えましょう。また、どのように納車されるのかについても確認しておくとよいかと思います。
まとめ
今回は、カーラッピングのデザインの種類などについてご紹介しました。フルラッピングや部分マーキングなどのカーラッピングをすることで会社の宣伝になったり、自分の好みや趣味の好きなアニメなどのキャラクターをデザインしたりすることで、同じ趣味の仲間と集まることができます。
しかし、カーラッピングは高額な買い物になるので、後々後悔しないためにもプロのカーラッピングデザイナーの在籍の有無や、口コミなどを参考にすることをおすすめします。
担当者さんに自分が具体的にどういう風なデザインにしてほしいのか、料金面などを具体的に伝え、一緒に仕上げていくためにも入念に打ち合わせや見積もりをして選びましょう。