プロテクションフィルムにデメリットはある?
ステキな自動車を購入して、いつまでもキレイな状態で乗り続けたいと考えるのなら、ボディに対して何らかの施工をおこなったほうがよいです。もしも、小石などの、深めのキズがつくのが嫌ならば、プロテクションの利用を考えましょう。
こちらはカーラッピングのようなもので、キズからボディをしっかりと守ってくれます。
プロテクションフィルムは貼るのが難しい
プロテクションフィルムは大手のショッピングサイトを訪れれば、簡単に通販で購入できることが分かります。1,000円から2,000円の製品が数多く販売されているため、気軽に利用できるアイテムだといえます。
しかしプロテクションフィルムは簡単に取りつけられるわけではないため、手先が不器用な方は気をつけなければいけません。自動車のキレイな見た目を持続させるために使うアイテムを貼りつけたせいで、逆に見た目が悪くなってしまう可能性があるのです。
また、キレイに貼りつけられたとしても、近くに寄って見られると、ばれてしまう可能性が高いです。もし自動車をキズから守るために貼りつけることを考えているのなら、まずは目立たない部分への利用をおすすめします。
どこがよいか分からないのなら、ドアハンドル部分の塗装は指の爪で傷つきやすいので、まずはそちらに貼りつけてみましょう。もしも、上手く貼りつけられたのなら、実際に使ってみて、望んだような結果が得られるか確かめてみるとよいです。
もちろん、見た目も大切なので、フィルムの境目などを見て、気にならないか確かめることも大切です。なお、自身の手ではキレイに貼りつけられなかったり、市販品の効果に疑問を持ったのなら、業者に頼んでプロのワザで作業をおこなってもらいましょう。
カーラッピングしてくれる業者ならば、プロテクションフィルムをやってくれる場合も多いので、まずは自動車を持ち込める範囲にいるプロを探すことから始めるとよいです。
プロテクションフィルムは永久に持つアイテムではない
プロテクションフィルムには耐用年数があるため、時間が経って劣化してきたら張り直し作業が必要になります。これは、ショッピングサイトの製品はもちろん、プロのサービスのどちらでも変わりありません。
あまり安いアイテムやサービスを利用すると、劣化が早く、張り直す間隔が短くなるので面倒だと考えてしまうでしょう。また、ショッピングサイトとプロのサービスでは、使っているフィルムのクオリティが異なります。
もちろん、プロが使っているフィルムのほうがずっとよいものなので、耐用年数を求めるなら、専門家に施工してもらうことをおすすめします。なお、耐用年数を知りたいのなら、ユーザーレビューを読んで、確認するとよいでしょう。
これは市販品を購入する場合でも、プロのサービスを受ける場合でも同じことです。アイテムやサービスの説明欄に、ほとんどの場合は、耐用年数がしっかり記載されています。そのため、レビューを見るなど面倒なことしなくても、分かると感じる方もいるでしょう。
しかし、それは最低や平均ではなく、最大である場合が多いので、その期間ちゃんと長持ちしてくれるとはかぎりません。そのため、紹介欄に記載されている数値を信頼してしまうと、数ヶ月後に後悔をしている可能性があります。
自動車好きのユーザーが書いたレビューを読めば、実際に利用してみてのレポートが記載されているので、購入するときにとても役立ちます。どのくらいの間、自動車に貼りつけられていたのかレポートしてくれているレビューを見つけて、本当の耐用年数を調べてしまいましょう。
プロの頼むときはコーティングよりも費用がずっと高い
自動車のボディをキズから守ってくれる方法として、表面に施工をするコーティングがあります。そのため、プロに施工してもらう場合、プロテクションフィルムにするか、コーディングにするか、どちらが最適なのか迷っている場合もあるでしょう。
その場合は、それぞれがどのようなキズから守ってくれるのかきちんと考えたうえで施工するほうを選びましょう。まず、コーティングは、専用の溶剤を使って、ボディの表面に薄い膜を張る施工のことです。細かいキズがつきにくくなり、汚れも落ちやすくなるので、キレイな状態を保ちやすくなります。
ガラスコーティングやポリマーコーティングなど、いろいろな種類があって、ほとんどがピカピカな見た目を維持してくれます。ちなみに、ワックスとは別物なので、どのくらい輝くのか、実際にコーティングを受けた自動車の写真で確認してみましょう。値段は自動車のサイズによって異なりますが、最高レベルのコーティング剤を使っても、20万円未満で済む場合が多いです。
そして、プロテクションフィルムはその名前の通り、薄いフィルムを自動車の表面に貼りつける施工です。コーティングよりも、大きなキズから守ってくれるのが一番の特徴になっています。飛んできた小石や鳥のフンの被害は、コーティングでは防ぎきれないことがあり、薄い膜を通過してボディ本体がダメージを受けてしまいます。
しかし、プロテクションフィルムならば、頑丈で薄いフィルムを貼るので、小石くらいならキズがつきませんし、鳥のフンのダメージも受けないようにしてくれます。ですが値段が高く、全体を施工してもらうと100万円前後になってしまう場合があります。最高級コーティングの5回分くらいになってしまうため、決して安いとはいえない値段です。
ただし、必ず全体に施工しなければいけないわけではなく、部分的にもおこなえるので、安く済ませる方法はきちんと存在しています。どちらを施工するか考えた場合、値段だけに注目をすれば、コーティングのほうがよいと感じてしまいがちです。
効果はかなり異なるので、値段だけを考えて、選定するのはやめたほうがよいでしょう。自分の愛車をどのように守りたいのかきちんと考えたうえで、希望を叶えてくれる施工方法に決定することが重要です。
ちなみに、コーティングとプロテクションフィルムの違いをもっと知りたいのなら、どちらとも施工してくれる業者に相談をするべきです。問い合わせをすれば、詳しく教えてくれるので、まずは両方の施工方法に対応する業者を探してみましょう。
そうすれば、じっくりとそれぞれのメリットとデメリットを教えてくれるため、どちらにすれよいか、専門家に相談をしながら決定できます。ただし、仕事を依頼する気がないのに、質問だけするのはマナー違反なのでやめましょう。
プロテクションフィルムには、値段が高く、自分で施工するのはとても難しいというデメリットがあります。もしも、そのデメリットを受け止めたうえで、施工をしたいと考えるのなら、プロに頼んでやってもらったほうがよいでしょう。
対応するお店に、自動車を持っていって見てもらい、見積もりをお願いすれば、いくらになるのかすぐに教えてくれます。全体をフィルムで包む方法もありますが、安くしたいのなら、気になる箇所だけ施工してもらうとよいでしょう。施工業者はプロなので、メリットやデメリットをじっくり説明してもらったうえで、契約をおこなうことをおすすめします。