ヘッドライトやテールライトにもプロテクションフィルムを施工できる!
プロテクションフィルムは車のボディに施工するものだと思われがちですが、実はヘッドライトやテールライトにも施工できるのです。プロテクションフィルムはさまざまな種類がありますが、今回はヘッドライト・テールランプ専用スモークフィルムの嬉しい効果や施工費用などについて解説します。まだ施工していない方は参考にしてみてください。
もくじ
ヘッドライトやテールライトのプロテクションフィルム施工
車のボディ以外のパーツにもプロテクションフィルムを施工できることをご存じでしょうか。プロテクションフィルムはおもに本体の表面積が大きい部分を傷や汚れから守ったり、特殊な加工を楽しんだりするために用いられてきましたが、ヘッドライトやテールライトなどのパーツにも施工することができます。これまでヘッドライトやテールライトは透明のプロテクションフィルムか、スモーク効果のみのフィルムがメインでした。
しかし、紫外線や傷などを防止できるプロテクション機能が備わったスモークフィルムを導入するメーカーが増え、車好きの人たちから人気を集めています。見た目も良く実用性にも優れているため、一石二鳥の嬉しいアイテムです。
ヘッドライトやテールライトにプロテクションフィルムを施工できるようになるまでは、スモーク加工などは塗装で楽しむしかありませんでした。塗装は簡単かつ綺麗に落とすことは難しく、紫外線や傷から守ることもできません。フィルムの登場によってヘッドライトやテールライトも本体と同じように加工を楽しむことや、紫外線による劣化や傷を防げるようになりました。塗装と違って簡単に貼り付けたり剥がしたりができるのも嬉しい点です。
ヘッドライト・テールランプ専用スモークフィルムの効果
ヘッドライトやテールランプをスモークカラーにできる専用のスモークフィルムは、あるかないかで車全体の印象をかなり左右します。見た目が良くなるだけではなくたくさんの嬉しい効果も。ヘッドライト・テールランプ専用のスモークフィルムを施工することによって、具体的にどんな効果が得られるのでしょうか。
高級感の向上によるドレスアップ効果
スモークタイプのプロテクションフィルムを施工することによって格段に高級感がアップし、純正のレンズとは違った雰囲気を演出してくれます。スモークによって透明なライトの中が見えにくくなり、上品な雰囲気に。スモークフィルムは青や黄色などカラーも豊富なため、車体に合わせたカラーでお好みのドレスアップを楽しむことができます。ただし、カラー付きのスモークフィルムは色味によっては車検が通らない可能性があるため注意しましょう。一般的には少し黒いスモークがかかったダークなカラーのフィルムを使用する場合が多いです。
高い耐擦傷性能
ヘッドライトには飛び石や虫の死骸など、さまざまな傷や汚れが気付かぬうちに蓄積されていきます。フィルムを施工することによって大切なライトそのものを守ることもできますし、スモークフィルムはフィルム自体に傷や汚れが付着してもそれほど目立ちません。また、ヘッドライトはポリカーボネートという素材でできており、紫外線に弱く黄ばみやすいのが特徴です。フィルムを貼ることによって紫外線による黄ばみや劣化したライトの透明度低下を防ぐ効果も期待できます。
飛来物によるひび割れ防止
自動車の走行中は前方から何が飛んでくるかわかりません。とくに高速道路では前方からの飛来物を避けるのはかなり厳しく、大きな石などがぶつかることも十分に考えられます。ヘッドライトがフィルムなしで剥き出しの状態だと直接ダメージを受けるため、損傷してしまう恐れがあります。プロテクションフィルムは衝撃を吸収してくれる効果もあるのでそういった場面でも効果を発揮してくれます。通常のプロテクションフィルムも含め、厚めのフィルムを施工していれば飛来物による損傷などのリスクを軽減できるでしょう。
撥水性による高い防汚効果
プロテクションフィルムは撥水性に優れており、汚れが付着した際に水洗いによって簡単に汚れを落とすことができます。悪天候での走行中の泥水による汚れなども比較的簡単に落とすことができ、洗車などの手入れも楽になります。
塗装によるスモーク化より手軽
ヘッドライトやテールランプをスモーク加工するには塗装しか方法がないと思っていた人もいるのではないでしょうか。剥がすことができないタイプの塗装でスモーク加工してしまうと、透明レンズに戻す際にレンズを交換するしかなくなってしまいます。また、塗装はかなり薄いためレンズを傷から守ることもできません。その点、スモークフィルムは透明に戻したければ剥がしてしまえばいいだけなので手軽にスモーク加工を楽しむことが可能です。
ヘッドライト・テールランプ専用スモークフィルムの耐久性
従来のヘッドライトやテールランプ専用スモークフィルムは1〜2年ほどしか持たないといわれていましたが、近年では5年ほど長持ちするものが多く耐久性もしっかり備わっています。だいたいどのメーカーの耐年数も5年ほどになってきましたが、あまりにも安すぎるフィルムなどは注意が必要です。
薄すぎるものも耐久性に欠けている場合があるため、ある程度厚みのあるものを選ぶといいでしょう。最新のフィルムには原着フィルムというポリエステル原料から着色する製法が採用されていることが多く、耐候性にも優れています。直射日光や酸性雨など自然界のストレスから車体を守り劣化を予防します。経年での変色も極めて少ないのが特徴です。また、撥水性や防汚性にも優れているので、付着した汚れを簡単に落とせるセルフクリーニング効果もあるものがほとんどです。
ただし、近年のスモークフィルムがいくら耐久性に優れているとはいえ、一度貼ったら一生使えるというわけではありません。車体と同様に定期的なメンテナンスを行いましょう。せっかく施工したフィルムの効果を最大限に発揮するためにも、5年を目安にフィルムのチェックと貼り替えをおすすめします。
ヘッドライト・テールランプ専用スモークフィルムの施工費用
ヘッドライトやテールランプの専用スモークフィルムを検討するうえで気になるのがその施工費用です。スモークフィルムはだいたいヘッドライトで4〜7万円、テールランプで5〜8万円程度が相場で、透明フィルムを施工するよりもお値段は少し高めになります。
施工を依頼する業者によっても費用は異なりますが、ヘッドライトとテールランプを同時に施工することで値引きが適用される場合もあるようです。2灯タイプや4灯タイプなどライトの種類によっても価格は異なるため、事前に確認してしっかり見積もりを取りましょう。
また、費用は安ければいいというものではありません。粗悪な品質、ずさんな施工では後悔することになります。施工を検討している専門業者があればホームページなどで施工実績をチェックしてみるといいかもしれません。しっかりとした品質とサービスを見極めて、納得のいく施工ができるようにしましょう。
まとめ
ヘッドライトやテールランプはそのまま使用し、長期間放置すれば汚れや傷、黄ばみなどによる劣化がどんどん進んでしまいます。もともと紫外線や飛び石などからライトを保護することがプロテクションフィルムの目的でしたが、スモークフィルムではさらにドレスアップ効果も楽しめるようになりました。スモークフィルムを施工することによって見た目の高級感がアップするとともに大切な愛車の一部を守ることができます。ただし、フィルムによっては車検に通らないこともあるので、どんなフィルムを使用するかは慎重に選ぶようにしましょう。